土丸城址跡

土丸城址跡の写真1

土丸山(城ノ山)の頂上付近にあり、槌丸城とも書かれる中世の城址。築城年代は不明ですが、南北朝のころに築かれたものと思われます。紀州と和泉を結ぶ往環道に位置し、戦略上重要な土地であったこの城では、楠木正勝や細川頼元、山名義理、橋本正高など、有名な武将が活躍しています。元和年間の土丸城絵図には、本丸、二の丸、三の丸や守備兵の宿泊小屋などが描かれていますが、近世的城郭のイメージで描かれたものといわれています。今も山上には、龍王神社や顕彰碑、古井戸、武者かくしなどが残されています。また、谷をへだてて相対する雨山には雨山城跡(熊取町)があり、土丸城を雨山城の出城と考え、二つ合わせて雨山城と呼ぶ場合があります。

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