秋まつり(だんじり、やぐら、担いだんじり)

毎年10月になると、秋の祭礼が行われます。秋風の中、市内のあちこちをだんじりや、やぐらが勇壮に走り回ります。これらは祭りの山車として引き回されるもので、現在市内では22台のだんじり・やぐらが運営されています。これらは運行方法によって下のように大きく三種類に分けることができます。

だんじり:上瓦屋・下瓦屋・下瓦屋南・貝田・中庄・鶴原・鶴原東・新家・長滝東・ 長滝中・長滝西・南中安松・上之郷上村・上之郷中村・上之郷下村

子供だんじり:松原・羽倉崎

やぐら:南中岡本・樫井東   

 担いだんじり:上大木・中大木・下大木

曳きだんじり

だんじりの写真

ハンドルの無い四輪のため自在に曲がることが出来ないのですが、その特徴を逆に利用して、スピードをつけて曲がり角で一気に方向を変える「やりまわし」と呼ばれる技がだんじり曳行の見せ場となっています。だんじりは、綱を持ってこれを曳く「曳き手」、だんじりの前後にある方向を変えるための「てこ」を操る「前てこ」・「後ろてこ」によって曳行され、だんじりに乗り込む太鼓・鉦の打ち手と笛の吹き手が、演奏のリズムを変えることによって速度などを曳き手に伝えます。中でも花形は大屋根の上に乗って進路を指示する「大工方」で、「やりまわし」のタイミングを「前てこ・後ろてこ」に伝えるとともに、個性溢れるアクションを披露します。

担いだんじり

担いだんじりの写真

上大木・中大木・下大木が運営する3台のだんじりが、担いだんじりです。曳きだんじりのような車輪が無く、だんじりの周囲を人が担いで運行することから、この名があります。「御神燈」と書かれた高張提灯を先頭としてだんじりが続きますが、人は乗り込まず太鼓と鉦はだんじりの中につり下げられており、打ち手は中に入って中腰になり、太鼓を打ちながら一緒に進みます。また後方からは笛の吹き手が続きますが、近年は子ども達がその役割をつとめています。

やぐら

やぐらの写真

市内では、岡本・樫井東が運営する2台があります。泉佐野市より南部にはだんじりは無く、いずれもやぐらを運営する地域となりますが、岡本のやぐらはその北限として注目されます。やぐら曳行の特徴は「やぐら節」が唄われることで、車輪が二輪である機動性を活かして、曳行中に音頭にあわせて大きく蛇行したり、シーソーにのように上下に揺すったりします。宮入の際には、境内で激しく回転させたりもします。曳きだんじりのような「大工方」はいませんが、やぐらの前方に音頭を取る人が乗り、全体の調子を合わせます。太鼓はやぐらの後方に設置され、打ち手は後尾から歩きながら打ちます。

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電話番号:072-469-3131(泉佐野市観光協会)

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